今日はミシンを始める前の準備、とっても大事な基本の糸のかけ方、上糸のかけ方についてです。

ミシン初心者さんにも分かりやすく丁寧に説明していきますね。
糸かけが正しく出来ていないと、目とびや糸のつれなど糸調子が狂ってしまい、綺麗なステッチにならないばかりか、針が折れたりトラブルの原因になります。
最悪なケースはミシンの故障にも繋がってしまうのです。
正しい糸かけが出来ているかどうか、この機会に是非改めて確認してポイントをおさえて下さいね。
快適で楽しいミシンの時間のためにも、最後まで読んで頂けると嬉しいです。
糸の準備
今回は私の家庭用ミシンで説明していきます。
どんなミシンをお使いでも、確認ポイントは同じですので安心して下さいね。
まずミシン糸を用意します。

ミシン針、ミシン糸、ボビンは手芸屋さんで売っている有名メーカーのものを使って下さい。
この3つは直接ミシンに触れるものなので、品質が大事です。100均などで揃えたくなりますが、厳密なサイズの違いや質が悪いのが原因で、故障などのトラブルになる場合があります。
家庭用ミシンのミシン糸は出来ればシャッペスパン#60番を用意して下さい。
上糸のかけ方ポイント
【ポイント1】押さえを上げてから糸かけしましょう

押さえが下がった状態だと、外からは見えないので分かりませんが、糸が通る道が塞がれた状態になっています。
ちゃんと糸が通ってから押さえを下げて縫うことで、正確な糸調子がとれるしくみになっているのです。
しくみはよくわからなくても大丈夫。
とにかく【糸かけの時は押さえを上げる】で覚えておきましょう!
【ポイント2】糸かけの時天秤は1番上の状態にしましょう



糸は天秤といって針の上の方にある金具に引っ掛けます。
天秤が1番上にある状態で糸かけすれば、しっかりと糸が天秤にかかるしくみになっているからです。
実際に糸かけをしていきます
この2つのポイントをおさえて、糸かけスタートです。

糸を糸立軸にセットし糸コマでしっかりと固定します。
糸の順番がミシンに記されていれば、そのイラストなどに従い糸かけしていきます。

最後まで糸かけが出来ました。
針穴に糸を通して上糸準備が出来ました。

ここで確認!
押さえを下げると糸にテンションがかかります。
また押さえを再び上げると糸がすーっと引き出す事ができると思います。
これが確認できれば、きちんと上糸の糸調子がとれるはずなので、綺麗なステッチにつながります。
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