ミシンが壊れちゃいました
どうしたらいいですか?
どうしよう・・・と慌ててしまいますよね。でも大丈夫。
些細なミシンのトラブルは、 慌てずに、いつも通りのミシンの準備をやり直してみるとあっけなく直ったりします
故障かなと思っても一旦冷静に、まずはミシンの電源を切って深呼吸して下さい。
慌てて「ミシン修理無料」などのチラシのお店などには電話しないで下さいね。
高額な修理料金を請求されたり、とんでもないミシンを売りつけてくる
ミシンの悪徳業者も残念ながら存在します。
ミシンの構造は割と簡単です。
トラブルの原因が簡単に見つかる可能性が高いです。
ミシン修理に出す前に、是非自分でチェックしてみて下さいね。
修理に出す前に出来るチェックポイント
①電源スイッチを入れ直す
②フットコントローラーが繋がっているか確認
③下巻きになっていないか下巻き軸の位置を確認
④糸コマのセットの確認
糸よりも大きい糸コマを使用し、糸に遊びが無いようにセットします。
⑤上糸の糸掛けをやり直す
上糸はきちんと順番通りにかけ直します。
糸掛けは押さえを必ず上げて、天秤は一番上にある状態で糸をかけます。
⑥下糸のボビンの巻き具合の確認
下糸のボビンはしっかりと隙間無く均等に巻かれた状態でしょうか。
⑦ボビンのセットの確認
まず釜の中に糸があれば取り除きましょう。
水平釜のミシンの場合、ボビンはPの時になるように、糸が右に垂れる状態でセットします。
⑧針の確認
針が古くないか(新しい針に変えましょう)
針が曲がっていないか
針が正しい方向で取り付けてあるかどうか
針の太さが生地にあっているかどうか
⑨糸の確認
古い糸、細すぎる糸は糸切れの原因となります。
新しい糸に交換する(出来ればシャッペスパンなど品質の良いものにしましょう)
⑩押さえを下げる
⑪ゆっくりと試し縫いしてみましょう
針や糸についてはこちらの記事も参考にして下さい。
いかがでしょうか。
慌てずゆっくりと確認することでミシントラブルの原因がわかり直ることが多くあります。
私も目飛びがあった時に針の向きが逆だった事がわかり、それから気をつけるようになりました。
失敗を繰り返しながら、ミシンの特徴を学んでまた少しミシンを使いこなせるようになるんだと思います。
今回ご紹介した基本的なチェックをしても直らない場合には、釜にキズがあったり内部の修理が必要だったりするので、ミシンの修理に出すことをおすすめします。
また定期的にミシンのオーバーホールでメンテナンスすることも大事ですね。
コメント
下巻きになっていないかとはどういうことでしょうか?
下糸を(ボビン)巻く棒がミシン右上にあると思います。
この棒が下糸を巻く状態の位置になっている場合にはミシンの針は動きません。
この棒の確認という意味です。