「マジックテープ」はとてもなじみがある名前ですが(株)クラレの商標です。
マジックテープの正式名称は「面ファスナー」といいます。
ちなみにダイソーで買ったものは「ファスナーテープ」という名前でした。
面ファスナーはチクチクした面とフワフワした面をくっつけると離れなくなる、ファスナーやボタンの代わりになるとても便利なテープです。
面ファスナーの綺麗な取り付け方を教えて下さい!
今回は面ファスナーの縫い付け方をご紹介していきますね。
面ファスナーの種類
縫い付けるタイプ
ミシンで縫い付ける、または手縫いでまつり縫いして取り付けます。
ミシンでの縫い付けが一番しっかりと耐久性もあります。
気をつけたいのは、粘着タイプをミシンで縫ってしまわないようにしましょう。
接着タイプののりが貼りに付きベトベトになり、糸調子も狂ってしまいます。
アイロンで取り付けるタイプ
アイロンで付けるタイプは手軽に付けられて、縫い跡が残らないのが魅力です。
面ファスナーの裏側に熱が加わると接着する加工がしてあります。
ポイントはアイロンの温度を中温に設定することです。
高温すぎるとマジックテープが溶けてしまいます。
また洗濯を頻繁にするアイテムにはアイロンで付けるタイプは不向きです。
耐久性では裁縫タイプに劣るので、剥がれてくることもあります。
粘着(両面テープ、接着剤)で取り付けるタイプ
縫製できないプラスチックや金属にマジックテープを付けたい場合は 粘着タイプがおすすめです。
裏面が両面テープになっていたり、接着剤が付いているタイプになります。
ミシンで縫い付ける方法とコツ
①面ファスナーを必要な長さにカットします。
②面ファスナーはとても硬いので、ミシンの針は太めの針を用意します。
※私は14番の針を使用しました。
③チクチクした面はミシンの針がフックに引っかかってうまく縫うことができないので、端のフック部分を2列ほどカットしておきます。
下の写真の赤線部分をカットして下さい。
④面ファスナーを縫い付ける時には、段付き押さえを使うと便利です。
⑤チクチク面はミシンが進みやすくなるようにPPバンドや紙やすりなどを使用しましょう。
⑥四角く縫うだけでも大丈夫ですが、よりしっかりと縫い付ける場合には2度縫いしたり中央をX状に縫ったりすると安心です。
この時もPPバンドを使うと面ファスナーの送りがスムーズになるだけでなく、対角線のガイドラインとなり綺麗なステッチがかけられます。
出来上がりです。
手縫いでも縫えないことはありませんがとても硬く縫いにくいので、ミシンでの縫い付けがおすすめです。今回はステッチが分かりやすいように赤の糸を使用しましたが、面ファスナーと同じ色のミシン糸を使えば多少ステッチが曲がっても分かりにくいです。
時々使う場合には100均の面ファスナーで十分だと思います。
販売用に沢山使う方は、やはり品質重視でクラレ製がおすすめです。
ネットショップではクラレ製がカラーも豊富に販売されていますので是非チェックしてみて下さいね。
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