
今回のカバステ修行は差動と送り目を変えながら
理想的なステッチの数値を調べてみたいと思います。
綺麗に仕上げるコツについてやっと分かった意外な結論もブログの最後でご紹介しています。
是非最後まで読んでみて下さいね。
差動の数値による縫い目の違い検証
まず最初に差動を変えてそのステッチの違いを見ていきましょう。
今回送り目は最大の4で固定して比較してみました。
差動1.0の場合、ステッチがかなり狭く詰まった印象を受けます。

差動を1.5にしてみました。
先ほどの1.0よりは少しステッチに余裕が出来て、見た目もとても良くなりました。

続いて差動を2にしました。
1.5の時よりもさらにステッチが広くなりました。
ロックミシンでの差動は伸縮縫いで数値が大きくなるとギャザーがよりますが、カバーステッチミシンの作動は数値が大きくなる程縫い目が広くなるという結果になりました。
特に数値により生地のツレや生地のギャザーなどに大きな変化はありませんでした。

送り目の数値による縫い目の違い検証
今度は送り目を変えてそのステッチの違いを見ていきましょう。
今回差動は2で固定して比較してみました。
送り目2の時、ステッチはかなり細かく詰まった印象です。

続いて送り目を3にしました。
2よりもステッチが広がりました。

続いて送り目を最大の4にしました。
好みもあると思いますが私はこの差動2、送り目4が一番理想的なステッチになりました。
送り目についてはロックミシン同様にステッチ幅と考えてよさそうですね。

本体布のしわの原因は差動や送り目ではありませんでした
実はこの差動と送り目の数値を色々と変えて沢山試し縫いをしました。
下の写真はその半分くらいです。
上の検証でも分かるとおり、差動と送り目での変化はステッチの縫い幅の違いで、本体布のしわの原因ではないことが分かったのです。
本体生地にしわが寄らず綺麗にバインダーすることを目差して試行錯誤してみた結果私が辿り付いた結論は2つでした。

その1:スムーズに布テープをラッパに送ること

その2:本体布をややひっぱり気味に縫い合わせること

綺麗にバインダー処理をするには、まず布テープがスムーズに送られていることが大前提です。
上の写真を見て頂くとわかりますが、どんなに差動や送り目の数値を変えてもしわが寄っていましたが、本体の生地をやや引っ張りながら縫い進めるとしわが無くなりました。
しわの原因は差動だと勝手に思い込んでいましたが、ようやく綺麗なステッチに辿り付きました!
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