小物作りを始めると、かなりの確率で仕上げに出てくる言葉
「返し口をまつって完成です」
「返し口はコの字縫いで始末しましょう」
今日はこのあたりにスポットを当ててお話していきますね。
私は洋裁初心者です。
「返し口」って何ですか?
「コの字縫い」ってどんな縫い方ですか?
私にも出来るかな?
大丈夫ですよ。
初心者さんにもわかるように
丁寧に説明していきますね。
返し口とは?
返し口は縫ったあと表に返す時に生地を出す為の出口です。
そもそも返し口というのは、「ひっくり返すための出口」という意味です。
何をひっくり返すの?
それは出来上がりの表からは裏側(内側)が見えないようにする為の作り方です。
その為には裏の状態にして縫ってから、表にひっくり返します。
裏地が付いている小物作りなどにはひっくり返して表に返すという仕上げ方が多くあります。この返し口から表に返す方法をどんでん返しなんていう言葉で表現することもあります。
私は自分が作るハンドメイド品も、やはり見た目が綺麗なことがとても大切だと思っています。ですので、このどんでん返し(返し口を作って最後に表に返す方法)で作るアイテムが大好きです。
返し口のふさぎ方
ミシンで縫い合わせる。
スタイの作り方では返し口をミシンで縫い合わせています。
返し口をふさぐと同時にスタイ全体をミシンステッチで押さえる役割も同時にしています。
コの字縫い
手縫いでできる返し口のふさぎ方です。
糸が見えにくく、仕上がりがとても綺麗です。
コの字縫いをやってみましょう
まず針に糸を通します。
玉結びをし、返し口の内側に針を入れ表に出します。
向かい側の生地のちょうど同じ位置に針をいれ横に数ミリ縫い針を出します。
再び針を向かい側の同じ位置に針を入れ、これを繰り返します。
最後は生地と生地の間に糸を出して玉結びをし、内側に針を入れて少し離れた場所から針を出して糸をカットします。
出来上がりです。
コの字閉じなどのまつり縫いにおすすめの糸
私はまつり縫いにこの糸を使っています。
手縫いにコツがあるとしたら・・・それはやはり使う糸です。
もともとキルト用の糸で、糸が絡まりづらく手縫い作業がとてもしやすい糸です。
私はとにかく手縫いが苦手です。
出来る限りミシンで返し口も縫いたい派だったのですが、この糸に出会ってから返し口の手縫いが好きになりました。
器用な方はどんな糸でも上手に手縫いされると思いますが、手縫いが苦手な方には本当におすすめの糸です。
手まつり用の糸としておすすめですので、是非使ってみて下さいね。
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