【家庭用ミシンで】ニットソーイングに挑戦【縫い方やコツ】

ミシン
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インスタのストーリーで頂いた質問です。

家庭用ミシンで綺麗にニット生地を縫うコツがあれば教えて下さい。

今回は家庭用ミシンでニット生地を縫ってみようと思います。

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ミシンの準備

実は私、今回ニット生地を初めて家庭用ミシンで縫いました!
ミシンの設定などの準備から詳しく見ていきましょう。

今回家庭用ミシンのニット用針
HA×1SPクローム を使用しました。

ニット用糸がおすすめと言われていますが、個人的な好みでシャッペスパンを使用しました。

私は使ってないですが、ニット用糸のレジロンを使うと、伸縮性があるので物理的には糸切れの心配は軽減されると思います。

私がレジロンを使わない理由について気になる方はこちらの記事を読んでくださいね。

ミシンの種類

家庭用ミシンといっても電動ミシンやコンピュータミシンなどその性能は幅広いです。

ニット生地を縫うための家庭用ミシンの条件

  • 抑え圧の調整が可能
  • 伸縮縫いが出来る
  • 三点ジグザグ縫いが出来る

この3つの機能がある家庭用ミシンであれば、トラブルも少なくニット生地の縫製がしやすいと思います。

この機能の無いミシンでも、色々と工夫すれば決して縫えないわけではありません。
しかし生地の種類によっては、綺麗に縫い合わせることは至難の業になるだろうと思います。

家庭用ミシンでニット生地を縫ってみました

私が使用している家庭用ミシンエクシード400で、実際に3種類のニット生地を縫ってみました。

ミシンの抑え圧は最弱に設定します。(私のミシンの場合は1~7なので今回は1に設定)

まず最初にキルトニットを縫ってみました。

伸縮地用の裁ち目かがり縫いという縫い方があったので、いきなり生地端で挑戦するも撃沈。
下の写真の通り、ニット生地の生地端にミシンをかけると縫い伸びしてしまいました。

やはりロックミシンのようにはいきませんね。
取扱説明書にもこんなイラストが載っていました。

ニット生地の端処理ステッチは、縫い代を多めにとってぬい、余分なところをぬい目を切らないように切り落とす方法がいいと思います。

気を取り直して、もう一度。キルトニットで試し縫いしました。

下の写真、1番右のステッチが伸縮地用の裁ち目かがり縫いです。
今回は生地の内側を縫うことで、しっかりと押さえが当たりスムーズに縫い進めることができました。
キルトは厚みがあるので、通常の5ミリから7ミリに変更して縫いました。

真ん中のぬい目が伸縮縫いです。
これは直線ミシンよりも多少は伸び縮みするので、ニット生地の本縫いにはこの縫い方が良さそうですね。

そして1番左は三点ジグザグ縫いです。
これは伸縮もするし、裁ち目かがりにもなるので、すごく使える縫い方だと思いました。
特に縫っていて感じたことは、この三点ジグザグ縫いは、縫い進む時に生地が前後しないので生地を抑えやすかったです。

続いて天竺ニットとスムースニットでも同じように縫ってみました。

右:伸縮地用の裁ち目かがり縫い
中央:伸縮縫い
左:三点ジグザグ縫い

天竺ニットもスムースニットもトラブル無く縫うことが出来ました。

3種類の中では柔らかいスムースが縫いにくく、糸が埋もれている印象に仕上がります。
裁ち目かがり縫いは少しカマボコ状になっているのがわかります。

家庭用ミシンでニット生地を縫ってみた感想

正直言って、ここまで縫えるとは思っていませんでした。
もっと糸が絡んだり、生地が埋もれて針が折れたり・・・そんな想像もしていました。
予想以上に綺麗にニット生地を縫えたのは

①ミシンが伸縮生地向けのステッチに対応していること
②ミシンに押さえ圧調整があること
③ニット用の針を使用したこと

この3つの家庭用ミシンでニット生地を綺麗に縫うポイントが揃っていたからだと思います。

綺麗に縫えない時の対処法

上の①と②の条件が無い家庭用ミシンの場合、どうやったら縫うことができるかを考えてみました。
まずニット用の針に必ず変えます

①の伸縮縫いが出来ない場合の対処法
糸切れが起きやすい→糸をニット用に変えましょう

②の押さえ圧が無い家庭用ミシンの対処法
スムーズに縫い進める為に出来ること・・・
先日縫いズレ防止の記事でご紹介していますが、PPバンドや紙やすりを使い縫いズレを防ぐことが大事です。またスムース押さえ(テフロン押さえ)を使用するのも方法の1つです。

それでもダメなら新しいミシン購入を検討してみて下さいね。
ミシンの購入についてはこちらの記事も参考にして下さい。

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